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技術の革新に起こる 歴史的背景と考証

技術の革新に起こる 歴史的背景と考証
 イギリスに始まった産業革命に見られる経済のルールが変わる時、富の格差が生まれた。原因の一つは医療の進歩だ。当時アフリカでは一人の女性が生涯に産む子供は平均6人でした。しかし成人まで生きられるのは二人です。産業革命以後は、医療の進歩により安価になった薬のお陰でほぼ全員が成人を迎えることになりました。
 産業革命は歴史上の岐路でした、二つの選択があり、一つは働く時間を減らすこと、二つ目には教授した富でいい家や、車を買うこと 人々や社会は物を買う事を選びその結果、産業革命以前と変わらず忙しく働くことを選択しました。
 技術の革新により、それまで必要だった仕事がなくなりました。封建制度の縛りがなくなり労働者は製造業の担い手として都市に集中した、織物産業の技術革新は一夜にして成らず、近年の調査では緩やかな経済成長を支え労働者が一番富を得た時期だと証明されてきました。産業革命は様々な富の格差を広げました。前述のアフリカの事が一つです。皮肉にも技術の進歩により、一人当たりに与えられる土地の割合が少なく無なった事が生活の質を悪化させた事が原因です。
 重化学工業に起こった第二次産業革命が欧米を席巻していました。1870年飛躍的に伸びたのはドイツでした。徹底的にイギリスの技術を模倣し国をあげて紡績技術や重化学工業を伸ばしました。
 日本も同じ道を歩んだことは周知の事実である。
 その頃アメリカではフォード社が技術の革新と市場の創造を両輪とした資本主義のモデルケースが形成されていました。従業員の給料をあげる事で購買力をあげ、需要と供給を形成し新たな顧客を創造して従業員の全世帯に中流思想を与えました。
 一方オランダの富は投機へと向かう、オスマン帝国から、もたらされたチューリップの球根がスティタスとなり人々は投機し、チューリップは利ザヤを稼ぐ道具となる。チューリップバブルで一夜にして大金持ちになる、これが現実となりスティタスシンブルとなった。やがてバブルは終息し、破産者が大量に出てオランダ経済を長期に低迷させるのだった。
 繰り返すバブルの問題は、市場のルールが変わる時に必ず起きる事である。始まりは利子という概念の誕生です、中世キリストの教え「貸した金に見返りを求めるな」(ルカによる福音書)に背き、暗黙の了解として利子は存在していました。古くは古代メソポタミア文明にその記述が残されています。
 ユダヤの教えは全く異なる教えがあることは有名な話だ、彼らにとって金融ビジネスは根幹でありユダヤ商法の基本的な基盤である。世界の三大商人、華僑、印僑(インド商人)、ユダヤ商人などに共通部分はもはや語るまい!
 利子の考えはカトリックアリストテレス派など考え方は改められ、1745年ローマ教皇ベネディクト14世により時間には価格があると認められた事がルールの変わる瞬間だった。
 プロテスタントの思想はヨーロッパ全体に影響を与えました。彼らは蓄財に熱心で、富は投資する富は誇りであるという考え方が広がりました。勤勉、蓄財、投資という形で富裕層が誕生しました。
 アダムスミスは最も繁栄していた大英帝国を批判した。インドという植民地を得て長らくイギリスは繁栄していたが、もっと違う方法があるはずだと、、、
 地理的な価格差の問題を理解すればするほど、世界最高の人口密度の地域に労働者として若くして東京で住むことのリスクとチャンスの機会には一考の余地はありますが、一人当たりの土地の割合から東京で住む生活の質がどれほど劣悪なものか判るでしょう。簡単に説明しよう。東京で40分並んで1500円出して食べるまあまあのカレーが大阪では5分並んで800円でそれ以上に美味しいカレーが食べれる(これほんとよW) 家賃が高い、電車の混み具合が違う。全てにおいて混んでいる高い、不味い、遅い 都市は搾取します 特に地方出身の労働階級の若者から、逆に浮き草の集まりでようなメンツのみを重んじるからこそ居心地がいいと感じるかもしれないね。何度東京へ行っても住みたいと思ったことはない。若い時、川崎のソープ街の中のホテルに2ヶ月、研修ということで住まわされたことあるけどねW そのセンスに選んだ会社間違ったと思ったけどねW (やっぱり倒産した)
話を戻そう
 チューリップバブルから300年後、1929年世界恐慌の引き金となるアメリカは好景気の真っ只中にいました。経済学者ケインズは美人コンテストに例える、美人コンテストに優勝したものに投票したものに賞金が入るというもの、これが株式市場の本質で自分の好みではなく、他人が好きであろう会社に投資するというもの、幻想の価値の創造である。誰の好みでもない最良の会社が優勝するというバブルの始まりである。
 需要と供給のバランスは経済を安定化させる 時に政府は取引のルールを変更し調整に入る。経済システムの活性化は財政支出と過剰な供給を調整する 雇用の促進策を模索し経済の停滞化を防ぐ 未来は不確実なものであり、想定外の状況はいつでも起こります。リスクは計算できるが、予期せぬ不確実な出来事はいつの時代も起こるのだと考える。