WEBマーケティングとか優しさとか 木村圭宏 

人生に意味などない 意味付けは自分自身で

家電製品の売れ筋と可能性

私が売れていると思う家電製品は、コーヒーメーカーです。しかも簡単なドリップ式のものではなく、ミルクをスチームできる機能が付いているなど、かなり本格的なものです。価格は一万円〜三万円、売れ筋は二万円前後のものだと思います。近年、新聞広告などでもよく見かけますし、一部のスーパーなどではそれ専用のカプセルが常設コーナーに置かれています。しかし、一番売れていることを実感したのは、某百貨店での試飲コーナーです。そこでは新製品や限定のフレーバーが試飲できるのですが、実売もしており、気に入った客はその場で商品(コーヒーカプセル)を買って帰ることもできます。

私も興味があってその試飲コーナーに立ち寄って見たのですが、そこでコーヒーのカプセルを買っていく客が多いことに驚きました。当然、この手のカプセルはそれだけ購入しても美味しいコーヒーが飲めるわけではありません。本体であるコーヒーメーカーにセットして、適切な処理を施してこそ本格的なコーヒーが楽しめるというものです。ということはつまり、如何にその本体を所有している人が多いかということ。

私はこの背景には、二つの理由があると分析しています。一つは、不景気の為に外でコーヒーを飲むことを控え、家で飲むいわゆる「うちカフェ」派が増えたということ。しかし、遠くはバブルの頃から、或いは近年ファーストフードなどでもこだわりのカフェが登場し、今までのインスタントやドリップコーヒーでは物足りなくなった人たちが、家でも美味しいコーヒーを求めて、本格的なコーヒーメーカーを購入したいと考えるようになったのではないか、ということです。コーヒーカプセルは10個で700円程度とインスタントや通常のドリップコーヒーに比べると高価ですが、それでも外で飲むよりはずっと安上がりだからです。

二つ目は、前述の「うちカフェ」にも関係していますが、ホームベーカリーやワッフルメーカーなど専門的な調理家電製品の浸透です。私も一つ、ワッフルからパニーニ、ミニドーナツ、たい焼きまで焼けるプレートがセットできる調理家電製品を持っていますが、それらで作った本格的な手作りお菓子を食べていると、やはり一緒に飲む美味しいコーヒーが欲しいな、という気持ちになります。そういった所から、本格的なコーヒーメーカーへと興味が移行するユーザーがいるのではないか、ということです。

またこれは最近知った情報ですが、コーヒーはどうやら美容と健康にも良いとのこと。ということは、コーヒーメーカーは、これから益々ホットになる可能性大、といえるのではないでしょうか。

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