知らない間に骨董品にメロメロになっていました。
私の趣味はアンティークの時計集めです。昔は骨董品に興味がなかったのですが、大人になり就職して自分のお金で稼ぐようになってから無性に骨董品に惹かれるようになりました。
魅力は「今まで数百年間、これを大事にしてきた人が私以外にもいることが実感できる」からです。あくまで私の場合ですけれども。
特に時計はある程度の年月が経ったらオーバーホールという修理に近いことをしなければなりません。
今私が所有している時計で一番古いものは1700年代の物ですが、この時代からOHを繰り返して今でもきちんと動き私の手元に来ているのだ、と思うと感慨深いです。OHもした日にちを裏ブタに刻んであったりシールを貼ったりしているので、いつどこでOHをしたのかも分かり、この時計が歩んできた歴史が垣間見えます。
所有している時計の一個に「誕生日おめでとう」と名前が刻んであるものがあるのですが、これがどうして販売され骨董市に並び私のところまでやってきた（しかも海外の文字です）のかを考え、元の持ち主は多分もう亡くなってるとは思うのですが、これを貰ってどう思ったのだろう、これを売った人は文字見えているはずなのになぜ売ってしまったんだろうなど考えることが沢山あり、それは骨董だけができる魅力だと思っています。
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